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アップル・キャット

こんにちは、北城農園です。

北城農園ではこれまで何匹もの犬や猫が暮らしてきました。
農園が山奥にあるためか、ケガをしたり迷ってきた動物たちを誰かが面倒をみはじめ、いつの間にか家族になっていく。そんな感じで猫のチーコやら、ハナちゃんやら、超警戒心が強い犬のチビやらが住み着き、りんご畑を自由にかけまわっていました。

今いる猫は先代「ハナ」ちゃんのこどもで「ヒカル」といいます。母猫のハナちゃん、お花のように長い毛が揺れてかわいかったからとか、いつも鼻水がちょろっと垂れていたからハナたれハナちゃんとか、何が名前の由来だか今となってはよくわかりませんが、とても強い猫でした。ハナちゃんは前足に障がいがあり這うように歩いていたのですが、もてる体の能力をフル活用してモモンガのごとく跳ね回るスーパーおてんば猫でした。

そのこどもが「ヒカル」です。やんちゃでないわけがありません。子猫のころからりんごの木に登るのが何よりも大好き。高いところに登れない母のハナちゃんがはらはらして見守るのをヨソ目に、りんごの木が傷がついちゃう!!と心配するぐらいの勢いでクライミングして遊んでいました。そして大好きな遊びは今も健在です。
りんごの木の上で作業をしている人間に、葉の間からそーっと忍び寄ってきて「シャー」っと人間を驚かせるのが好きで、なんどはしごから落ちそうになったかわかりません。

アイルランドやスコットランドのウィスキー蒸留所ではよく猫を飼っているそうです。お酒の材料である大麦をネズミから守る役割を果たしており、「ウィスキーキャット」と呼ばれ親しまれているようです。北城農園のヒカルはさながら「アップルキャット」。
大事なりんごをネズミやモグラから守ってくれています。

でも、獲物を玄関に並べていくのだけはヤメテ欲しいなぁ・・・。 
できれば手を洗ってから私のお布団に入ってきて欲しいです。