こんにちは。北城農園です。
りんごの剪定作業のひとつに、古くなった木を伐根する作業があります。りんごの成木の寿命はだいたい40年から50年程度。家族のように長年育てた木を切るのはなんだかしんみりしてしまいますが、若い新しい木に場所を譲らなければなりません。
りんごの大木は大地に根がしっかりとはっているので重機投入です。小さなユンボなんて根を掘るときに簡単に浮いてしまうので、少しづつ慎重に掘り起こしていきます。材木屋をやっていた父だからできる技、見習いの私がやったらコケそうです。
切株からは水が染み出してきます。夏の乾燥にも強く、水分が多いジューシーなりんごができる理由です。りんごの木の生命力に驚きます。年輪の幅が木の歴史を語ってくれます。その年の天気、木の状態、どんな風に育ったのかが刻まれているそうです。
切り倒した木は小さく切ってストーブで焚く薪に。これも大きなチェーンソーでウィンウィン切る。
りんごのことは、りんごの木が教えてくれますが、まだまだ沢山学ぶことがあります。